禁 煙 外 来
タバコをやめよう、本数を減らそうと思っても、なかなか実行できなかったり、何度も禁煙に挑戦したり、一度は禁煙をしたけど、また吸ってしまったという方は、多いのではないでしょうか?
タバコがやめられないのは、決してあなたの意志の弱さではなく、タバコに含まれているニコチンによるものです。
最近では、「ニコチン依存症」といわれ、治療が必要な病気とされています。
ニコチンは脳に快感を感じさせる物質(ドパミン)を放出させます。
喫煙者はニコチンのせいで、快感を味わい、もう一度タバコを吸いたいという欲求が生じ、次の1本を吸ってしまうのです。 食後の一服、口寂しさなど喫煙が生活の一部になっている心理的依存もあります。
禁煙をすると、個人差はありますが、イライラする、集中できない、体がだるい、眠い、頭痛などの離脱症状(禁断症状)がおこります。
これは、自分の力ではなかなか克服できるものではありません。
医師やお薬の力をうまく借りて、心理的依存や離脱症状を最小限にすることが、禁煙の成功につながるのです。
タバコを「やめたいけど、やめられない」方に対して、飲む禁煙治療薬(チャンピックス錠)や貼りつけるだけのニコチンパッチ(ニコチネル)を
処方することにより、あなたの禁煙をお手伝いいたします。
禁煙外来で保険適用となる条件 |
禁煙外来で保険適用となるには、一定の条件を満たした患者さんでなければなりません。
その条件となるのが、下記の4項目の条件にすべて該当した方で、「ニコチン依存症である喫煙者」と認められた方が保険診療で治療が
可能となります。
※日常生活にタバコを吸われる方の多くは該当しますので、お気軽にご相談ください。
1.直ちに禁煙しようと考えていること
2.ニコチン依存症スクリーニングテスト(TDSテスト)で10問中5問以上が該当すること
3.ブリンクマン指数(1日喫煙本数×喫煙年数)が200以上であること
4.禁煙治療を受けることを文書により同意していること
上記、4つの条件を満たすことが必要となります。
※上記の要件を満たさない方、ニコチン依存症でない方、治療中止後1年未満の方は、保険適用となりませんが自由診療(自己負担)で
禁煙治療を受けることできます。
Q1.自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
Q2.禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことはありましたか。
Q3.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらないことがありましたか。
Q4.禁煙をしたり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。
(イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、憂鬱、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
Q5.上記の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
Q6.重い病気にかかった時に、タバコは良くないと解っているのに吸うことがありましたか。
Q7.タバコのために自分に健康問題が起こっていると解っていても、吸うことがありましたか。
Q8.タバコのために自分に精神的問題が起こっていると解っていても、吸うことがありましたか。
Q9.自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
Q10.タバコが吸えないような仕事や付き合いを避けることが何度かありましたか。
禁煙治療の流れ |
健康保険等を使った禁煙治療では、12週間で5回の診療を受けます。
診察に行くと、はじめに禁煙状況などから健康保険等で治療が受けられるかをチェックします。
初回の診察では、治療法の説明の他、ニコチン依存度、喫煙の状況、禁煙の関心度などをチックします。
また、息に含まれる一酸化炭素の濃度の測定を行い、禁煙開始日を決め、次回診察日を予定し、治療のための禁煙補助薬剤の処方を
受けます。
2回目以降の診察では、禁煙補助薬の処方を受けるほか、息に含まれる一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質)の濃度を測定したり、
禁煙状況に応じて医師のアドバイスを受けます。
禁煙治療薬「チャンピックス錠」と禁煙補助薬「ニコチネル」の処方を行っています。
どちらを処方するかについては、担当医と患者さんとのご相談で選択します。
■ 内 服 薬 (チャンピックス錠)
チャンピックス錠には、ニコチンはまったく含まれておらず、これまでの禁煙補助薬と異なります。
チャンピックス錠は、タバコを吸いたいという気持ちを抑えたり、イライラなどのニコチン切れ症状を軽くします。
またチャンピックス錠を服用中に喫煙すると、タバコを吸ってもまずく感じられます。
■ 外 服 薬 (ニコチンパッチ)
ニコチンパッチは、ニコチンを含んだ皮膚に貼る禁煙補助薬です。
皮膚からニコチンが吸収され、使用量を減らしていくことでニコチン依存から禁煙後の離脱症状を抑え、禁煙を助けてくれます。
禁煙外来の費用の目安 |
禁煙外来の治療で、一定の条件を満たした喫煙者の方なら健康保険での保険適用で診療が可能です。
費用は、個人の負担割合、薬剤の処方内容により異なります。
自由診療の場合、全額自己負担となります。


















